2011.07.23 エアコンをBTTで駆動

車に初めから取り付けてある家庭用エアコンですが、
まだ、外部電源からしか駆動したことがありません。

ジェネレーターを載せてないため、どうしてもAC電源
の使えるキャンプサイトか、家の駐車場での使用に
限られてしまいます。

しかし、キャンカーには一応ツインバッテリーと1500w
のインバーターを付けてます。
その使用のほとんどは、液晶TVなどの小電力のAC
100vの電気製品ばかりです。

あまりバッテリーには負担をかけないようにとは思って
ましたが、せっかくなので、大電流のものを試しに
使ってみようかということで、車載のエアコンを運転
してみることにしました。

■エアコン仕様
・コロナ製ウィンドゥ・エアコンCW-169G
・能力1.6kW
・消費電力600W(60Hz)





■バッテリー
・ACDelco MC31F:2基
(115Ah×2)

■インバーター
・New Era CSAS-1500(正弦波1500w)

■ソーラー
・70wソーラーモジュール:1基

■テスト日時
・2011.7.23(土) 11:00~12:30
・天気:晴れ
・気温:27度(車内温度29.2度)

■計測
・AVモニター
*冷蔵庫を含め、全ての電源は切り状態。





夏場にしては気温はやや低めでしたが、晴れ間が広がり、
ソーラーの発電は、常時2Aを示していました。

今回のテストは、あくまでBTT駆動時間を計測するもので
冷房能力は無視です!
ただし、運転は冷房モードで最低設定20度。
ほとんどフル運転状態です。

■試験結果




・開始前電圧:14.1v
・終了時電圧:11.3v

AVモニターの警報設定値が11.3vなので、BTT電圧が11.3v
になるまでの時間を計測しました。
電圧11.3vでBTT容量が10%を切りますが、完全放電までは
行ってませんので、BTTのためにも、これが最低ラインかなと思
います。

・フル充電から、インバーターのSWをオン、そしてエアコンのSW
オンにて、一気に電圧は、12.5vまで降下。

・運転開始から、約30分間の電流値は-20A~-30A(消費側)
・それ以降、-31~-32Aで安定(ソーラー発電+2Aを含む)

・開始から20分:BTT容量=50%(12.03v)

・開始から37分:BTT容量=40%(11.85v)

・開始から52分:BTT容量=30%(11.68v)

・開始から1:09分:BTT容量=20%(11.49v)

・開始から1:27分:BTT容量=10%(11.21v)


エアコン駆動時間は、約1時間半という結果になりました。

・その後、エアコンを切ると、電圧は11.7vまで復帰。
ソーラーによる発電で上昇開始~

・参考:車内温度=29.2度→27.1度(1h30m)

かなりの電流が流れるので、長い時間の使用は、BTTにも
良くありませんが、とりあえず、冷房フル能力で1時間半です
ので、間欠運転で1時間半以上の運転は可能かと思われます。

あくまでBTTへの影響は確認してません!

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